歌ってみたに使うマイクの種類を知ろう!
ここでは大まかにマイクの種類を学んでいきましょう。マイクと一口にいってもプラグが違ったりするだけで、あれ?つなげられない!ってことになりかねません。全ての単語を覚える必要はありませんが、これとこれは繋げられる、などそういう知識は蓄えておいた方がいいです。
直接パソコンに繋げられるタイプのマイク
主にPC用マイク、スカイプ用のマイクと呼ばれたりします。これは他の機材を必要とせずにこのタイプのマイクだけ買えばすぐに録音ができるようになります。直接PCに繋げられるマイクは3.5mmステレオミニプラグというもので繋ぎます。
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普段イヤホンやヘッドフォンを差す時に目にしている小さなプラグがステレオミニプラグと呼ばれるものになります。あまり綺麗な画像ではありませんが、私が持っているヘッドフォンの端子はこれ。
そしてこの端子を繋げる場所ですが、大体のパソコンにはマイク入力の端子がついています。ノートパソコンなら側面、デスクトップなら前面か背面にあります。ピンク色のリングに囲まれていて近くにはマイクのイラストがついているので探すのも困らないと思います。
PCマイクのメリット
- 値段が安い!最低価格600円~ぐらいのものからある
- 接続が簡単!
- 気軽に始めることができる
- ※実況用に使う事も可能
買ったその日からすぐに扱うことのできるPC接続型のマイクは初心者にはすごくいいものだと思います。値段も比較的安いものが多く、学生さんでもお小遣いで買いやすいです。
また、マイクの入力端子に繋ぐだけなので細かい設定が必要なく簡単な設定だけで録音を開始することができます。まずはお金をあまりかけずに歌ってみたを始めたい場合にはお勧めです。
最後の項目ですがもしもゲーム実況もやってみたい、と思っている方には実況用としても扱うことができるので一石二鳥だと思います。
PCマイクのデメリット
- 音質は期待できない
- 価格帯の問題で壊れやすい場合もある
- 商品の評価が良くでも、PCとの相性が合わない場合がある
PC用マイクは接続も簡単で買いやすい、扱いやすい半面、やはりオーディオインターフェイスを使った場合と比較すると音質はどうしても悪くなります。また、お値段が安いものが多いからなのか消耗品としての扱いを受けている気がします。
amazonなどでのレビューを見ていると、一つの商品にもレビューは様々でどうやらPC自体との相性が問題になっているみたいです。正直PCに繋いでみないと分からないものなので、多少はかけになってしまう気もします。
歌ってみたを高音質で録ろうと思うとどうしてもお金がかかってしまいます。お金を貯める前にいち早く録音をしてみたい人はまずはPCマイクでやってみるのもひとつの手ですね。安くても自分のPCと相性の良いマイクを見つければノイズも少なめに録音することができますし、MIXでだいぶ誤魔化すこともできます。スカイプマイクで実際に歌ってみたをやっていた友人もいますので、お金を掛けずに始めるならPC用マイクを買うといいかも!
最終的にはオーディオインターフェイスを使うことも検討した方がいいです^^
歌ってみたに多く使われている本格的なマイク
ライブハウスやレコーディング、プロの現場などで扱われているマイクをパソコンと繋いで使う為には絶対にオーディオインターフェイスが必要です。それを忘れてマイクだけ買っても録音することはできないので忘れないでくださいね!
このマイクを大まかに2種類に分けると…
- ダイナミックマイク
- コンデンサーマイク
となります。それぞれの特性について順番に説明していきます。
ダイナミックマイク
ライブハウスやカラオケ店でよく使われているタイプのマイクで初心者でも扱いやすい!保管方法にも特に気を使う必要もなくて、衝撃などにも強いです。プロレスのマイクパフォーマンスで使われているマイクとかって、リングにばーん!!!って叩きつけられたりしてますがあれでも壊れないってすごい(笑)
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初心者が買うならまずは断然ダイナミックマイクがお勧めです。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイクはプロがレコーディングする時に使っていたりするものです。だから値段も割と高めの物が多め。
音質は非常にクリアでこもったりする事も少ないですが、良くも悪くも音をよく拾うので生活音(エアコン・パソコンのファンの音・外を走る車の音)なども入ってしまいます。
コンデンサーマイクはダイナミックマイクと違い48Vファンタム電源というものを必要とします。これがないとコンデンサーマイクが機能できないので、コンデンサーマイクを購入する際はオーディオインターフェイス側にファンタム電源の表記があるかの確認をしてくださいね。
また、取り扱いが難しく湿気や衝撃に弱いので保管には十分気をつけないとお金をどぶに捨てることになります。コンデンサーマイクの中でも扱いやすいものがありますが、基本的には初心者向きではありません。私も持っていましたが、壊れてしまいました。でもあのクリアな音質は一度聞くと忘れられないので、以前とは違うものを購入する予定です^^
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ダイナミックもコンデンサーもそれぞれメリットデメリットがあります。初心者の人はまずはダイナミックを買っておけば失敗することは少ないでしょう。ダイナミックの扱いに慣れて、もっとクリアに録りたい!と感じた時に値段の高いコンデンサーマイクに手を伸ばすのが一番いいです。
せっかく良い機材を買っても宝の持ち腐れになっては意味がないですから、自分の段階に合わせて選びましょう!
マイクの端子・XLRキャノンプラグ
PCマイクの時は接続はステレオミニプラグでしたが、普通のマイクになるとキャノンプラグと呼ばれるものが使われています。完全にステレオミニプラグとは違うので、だからこそオーディオインターフェイスが必要になるってことですね。
XLRタイプコネクターという言い方もキャノンプラグって言い方もします。このケーブルにはオスメスがありますので、ケーブルを買うときにも注意。手が映っていますがお気になさらず!
左がXLRのオスで右がメスになります。ちなみにマイクに差すのはメス側になります、そして反対側をオーディオインターフェイスに差す形です。
上記写真の右側は私が持っているダイナミックマイクSHURE BETA58Aというものです。よくお勧めされているSHURE SM58
よりも高音が強く聞こえる気がします。
写真の左側はマイクのお尻部分です、ここがオスになっているのでメスを差せます。
番外編・フォーンプラグ(端子)
コンデンサーマイクはほとんどキャノンプラグですが、安価なダイナミックだと稀にフォーンプラグのものがあったりします。フォーンプラグは下の画像のような形のもの。ミニプラグよりも大きいです。
めっちゃ年季入っててきったなくてごめんなさい!これがフォーン端子。ギターをアンプに繋ぐときとかに使うケーブルなどもほとんどこの形状になっています。
マイクの端子についてお話ししましたが、オーディオインターフェイスにはキャノンプラグ(XLRタイプコネクター)もフォーン端子も接続できるようなコンボ端子というのがついていることがほとんどですから心配はいりません。もしも不安であればオーディオインターフェイスを買う時には入力タイプ、という項目をしっかりと確認しましょうね!
マイクの種類のまとめ
マイクの種類についてなんとなく理解できましたか?とりあえず大事なことは…
- PC用マイクを使うならオーディオインターフェイスはいらない
- 本格的なマイクを使う時にはオーディオインターフェイスが必要
- キャノンプラグのマイクをパソコンに差して使う事はできない
以上のことを頭に入れておいてください!自分がどの端子で扱えるマイクを買おうとしているのか、それがわからないとまっすぐ進めないですからね^^
マイク選び、またはオーディオインターフェイスの説明に進みたい方は次の記事へどうぞ!