モニターヘッドホンで自分の歌声をしっかり聞こう!お勧めヘッドホンベスト3
歌を録音する時に使うヘッドホン、もちろん普段使っているものでもいいのですがイヤホンだけはやめておきましょう。せっかく録るならクオリティのいいものに仕上げたいですよね。ヘッドホンにはモニタリング用とリスニング用というものに分かれるのですが、あなたが普段使っているものはおそらくリスニング用だと思います。モニタリング用のヘッドホンだと変な修正もされず原音で素直な声が聞こえてくるのでボーカルの録音にぴったりです。
逆にリスニング用というのは聞いている方が気持ちよく聞けるようある程度音を柔らかくしてくれたりします。普通に音楽を聞く分にはそちらの方が疲れなくていいのですが、歌を録りたい時は素の音を聞いてだめなところを直したいですよね。だからこそ細かく聞くことのできるモニター用のヘッドフォンがいいわけです。
この記事ではお勧めのヘッドホンを紹介しますが、まずはヘッドホンの種類を知っておきましょう!
ヘッドホンの種類
ヘッドホンには開放型・密閉型・半密閉型という形があります。
基本的に開放型より密閉型の方がモニタリングにいいです。というのも開放型だと遮音性が低く外部の音が入りやすいからです。逆に密閉型になると、人に話しかけられても分からないぐらいヘッドホンからの音しか聞こえません。開放型には聞き疲れしにくいっていうメリットもあるんですけどね。
密閉型ヘッドホンは歌っている最中に家族にうるせーよ!!って言われても気づけない恐れがありますので注意してくださいねw
入力方法はフォーン端子かステレオミニプラグ
購入の時に気をつける事は端子についてですね。歌ってみたに使うマイクの種類を知ろう!という記事でもそれぞれの入力方法やケーブルについての間違いがないように注意していますが、ヘッドホンも入力端子を確認しておきましょう。
パソコンにそのまま差す場合
パソコンに差すことのできるものはステレオミニプラグになります。下の画像。普段お使いのイヤホンの端子とかも多分これが多いと思います。
オーディオインターフェイスに差す場合
オーディオインターフェイスから音を聞く場合にはほとんどがステレオ標準プラグ(フォーンプラグとかフォーン端子とかいう呼び方もします)で差すことになります。
それぞれを互換する方法
「えええ~パソコンに差すのにステレオ標準プラグのやつ買っちゃったよ!!」
「オーディオインターフェイスなのにミニプラグのやつだったよ!!」
なんてパターンもあるかと思いますが、心配はいりません。ほんの少し工夫してやればそれぞれ使えるようになります。その方法はこれを使う事です!変換プラグ!!!
上の画像は金色の方がステレオミニプラグ→ステレオ標準プラグに変えるもの。
銀色の方がステレオ標準プラグ→ステレオミニプラグに変えるものです。
更に分かりやすくしてもらう為にステレオ標準プラグさんに登場してもらいます。
実際に使う場合にはこのように合体させてあげるだけで使えるようになります。かちっとするまで押し込んでね!
というわけで一応こんな方法もあるというご紹介です。なるべくならそのままの端子で使った方が楽かとは思いますが、対処法として書いておきますね。ヘッドホンの中には始めからどちらにも対応しているものもあったりするので、それを選んでもおっけーです。要は自分の環境に合っているものを間違えずに選ぶ!というのが大事って話でした^^
ちなみに変換プラグは安いものだと400円ぐらいから売っていますよ~!
![]() |
![]() |
audio-technica GOLD LINK Fine プラグアダプター ステレオ標準 – ステレオミニ AT519CS |
歌ってみたにお勧めのヘッドホンベスト3
ここでは超有名なものを紹介していきますね!聞いたことがあるものもあるかもしれません。
SONY(ソニー) MDR-CD900ST
価格 | 入力 | ケーブル | 重量 |
---|---|---|---|
15000円前後 | ステレオ標準プラグ | 2.5m ストレート | 200g |
めっちゃくちゃ有名なモニター用のヘッドホンです。音楽業界で使われていて、レコーディングスタジオにもこれがよく置いてあります。業界用っていう事もあって交換パーツなども売っているので長くお付き合いできそうです。悩んだらまずこれを選べば間違いはないと思います。
私は実際にこれを使っていますが、モニター用には本当に最適です。初めて聴いた時にこんな声で歌ってたんだ、私と思ったぐらいw本当に素の声が聞こえてくるので平坦に思ってしまう可能性もあるかもしれない。個人的な感想ですが、少し高音がきつい感じがするのでリスニングには使わない方がいいですね。ずっとつけていると少々疲れてしまいます。
遮音性は超ばつぐん!部屋に勝手に入ってこられた時も、視界に入るまで家族の存在に気付かないぐらいでしたw初めてのモニターヘッドホンでこれを選んでいる人はかなり多いです。
AKG K271MKII
価格 | 入力 | ケーブル | 重量 |
---|---|---|---|
17000円前後 | ステレオ標準プラグ・ステレオミニプラグ | 3m | 240g |
こちらもよく名前を耳にするAKGの商品。海外のスタジオなんかだとよく使われているものだそうです。
外観はSONYのものよりもがっちりしていますが意外と装着時には重さを感じないから装着性抜群で疲れにくい。付属品が充実していて変換プラグがついているので、どっちにも使えます!あとイヤーパッドもベロア製のものがついてきますので、合皮だと汗がつきやすいなら変えるっていう選択もできる。
音質はもちろん良いし、全体がバランス良く聞こえるからDTMにも良いと思います^^
参考リンク
→公式サイト(英語)
→amazon
→サウンドハウス
AUDIO TECHNICA(オーディオテクニカ) ATH-SX1a
価格 | 入力 | ケーブル | 重量 |
---|---|---|---|
16000円前後 | ステレオ標準プラグ・ステレオミニプラグ | 2.5m | 250g |
マイクでもおなじみのオーディオテクニカのヘッドフォンです。
実際に試し聞きした感想ですが、SONYの900STと比べると非常にやわらかい音でした。900STはどちらかといえば硬い印象なので。
イヤーパッドは大きめでふっくらしていて、付け心地が非常に良かったです。少し低音が弱い感じもしましたが気にならない程度。モニターとリスニングを併用することもできそうなぐらい、聴き疲れしない音質でした。
こちらも変換プラグがついているのでパソコンでもオーディオインターフェイスでも問題なさそうです。金メッキが施されていて見た目がちょっとかっこいいw紹介した中で一番重量がありますが、付け心地がいいからかそんなに気になりませんでした。
モニター用途だけじゃなくリスニングにも使いたい方はこれを選んだらいいかも!
ヘッドホンのまとめ
もし迷ってしまったらMDR-CD900STがお勧めですが、リスニング用途も併用したいならオーディオテクニカのATH-SX1a
の方がいいと思います。
900STはよくも悪くもまっすぐ音が響くので、例えばボカロで高音がガンガン鳴り響いてるやつだとそのまま聴くのが辛い><あくまでレコーディング向きだと思います。 楽器屋さんで試聴もできるし、自分が聴きやすくて疲れないものを選んでみてくださいね。しっかり音を聴いて録音を繰り返したら多少は歌がうまくなれる気もします。…自分に自信がないので言い切れませんが、きちんと聴くことが大切なので納得のいくヘッドホン選びをしてくださいね^^