録音ソフトを選ぼう!
MIX(音源とボーカルを合わせて調節する)に必要なソフトはDAWと言いますが、録音する時にもそのソフトを使う事になります。無料のものは使いづらい部分もありますが、歌ってみたに使う程度であれば問題なく使用することができます。
今回はDAWソフト選びについてのお話です。
無料のものを使う
歌声だけを録音するのに特化したものもありますが、基本的にはDAWソフトでカラオケ音源を聞きながら録音した方がいいと思うので2トラック以上扱えるソフトを紹介します。よく名前の挙がるSoundEngineというものもありますが、そちらは歌声のトラックしか扱えないので除外。
DAWには無料のものもあり、初心者にも使いやすい簡単なソフトもあります。よく初心者向けとして紹介されているのが、Audacityです。
Audacity(ダウンロードサイトへ飛びます)
Audacityが初心者に薦められるのは機能がシンプルが扱いやすいという点ですかね。私も初めての録音はAudacityでやりました!
Audacityのメリット
- 操作が簡単
- シンプルなエフェクト付き
- VSTプラグインも使える
エフェクトっていうのはリバーブとかのことですね。他にも色々ついています。VSTプラグインはエフェクターを外部から入れることができて、VSTプラグインにもフリーのものがあります^^
Audacityのデメリット
- 本格的なMIXには向かない
- 細かい調整ができない
- レイテンシーがある
おそらく有名な歌い手さんのMIXを担当してる人には無料のものを使ってる人はいないと思います。それは細かい編集をするのには向かないから。あくまで簡単なMIXまでが限界です。でも初心者のうちはまず録音して簡単にミックスしてみるっていう事の方が重要だし、DAWソフトの扱いに慣れると言う意味ではAudacityから始めて見るのもいいかもしれません。
レイテンシーっていうのは録音のラグといいますか、ずれてしまうことです。
オーディオインターフェイス付属のDAWであればASIOドライバといってそのレイテンシーが出ないようにすることもできるのですが、Audacityはそのドライバーには対応していません。一応そのずれを少なくするよう努力はできます!
→Audacityダウンロード
→Audacityで録音する方法
Studio one free
最近非常に評判のいい無料のDAWです。無料の、というよりは上位版が有料なので機能制限版といった方がいいかもしれません。Audacityよりも本格的なDAWソフトで扱いに慣れるまでは画面に驚くかもしれません。
studio oneのメリット
- 本格的なDAWを学べる
- エフェクトも8種類入っている
- 無料とは思えないユーザーインターフェイス
studio oneのデメリット
- コンプレッサーが使えない
- VSTプラグインが使えない
- MP3の書き出し・読み込みができない
見た目の画面はAudacityと比べると格段に恰好いいです(笑)エフェクトもプリセット(ボーカルならボーカルと初期値の設定が指定してある)も豊富。録音用として扱うならすごくいいです。
デメリットはコンプレッサーが使えないこと。コンプレッサーはMIXの時には必需品!っていうぐらい使う頻度の高いものなので、これでMIXをするのは難しいかもしれません。でもそれ以外ならリバーブなどもついているので、簡単なカラオケMIXならできるかも。
後はMP3を読み込むことができないので、カラオケはwav形式のものを用意するか、wav形式のものをMP3に変換しなきゃならないです。
もしこのstudio oneの操作性が気にいった時は有料版に移るのも手かも知れません。
→Studio one freeダウンロード
→Studio One freeダウンロード方法解説
→Studio One freeでの録音方法
REAPER
無料で一番高機能なものはこちらのREAPERが有名です。有料のDAWと変わらないほど性能が良いと言われています。ただ最新版は有料になっているので、v0.999というものをダウンロードするようにしてくださいね!またこれは元が英語なので日本語化をする必要があります。導入が少し面倒なのが初心者を遠ざけてる理由ですね。
REAPERのメリット
- 始めから高性能なエフェクトがついている
- VSTプラグインを追加することができる
REAPERのデメリット
- 初心者向きではないかも
- 始めに日本語化をする手間がある
面倒臭さがないならREAPERを使うと、一番MIXをやりやすいと思います。他のソフトでできない事もREAPERだとできますからね^^ただし扱うにはそれなりに勉強をしないとわからないかもしれないので、始めは違うDAWを使った方がいいかも。
VSTプラグインを追加できるっていう事は色々なエフェクトを足すことができるということで、自分好みのソフトにしていくことができます。
もし、自分でMIXをやらずに人に頼むなら他の録音ソフトを使った方が気軽に始めることができるので、自分の手でどこまでやるかっていうのを考えて使いやすそうなソフトをダウンロードしてみてください。
→REAPERダウンロード
→REAPER日本語化パッチダウンロード
→REAPERダウンロード方法解説・日本語化まで
→REAPERでの録音方法
どちらにせよ無料なので、全部試してみたってお金はかかりません(●^o^●)
オーディオインターフェイス付属のDAWを使う
あなたがまだオーディオインターフェイスを買っていないなら、ぜひDAWソフトの付いたものを買うことをお勧めします!
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例えば上記の機種であれば有名なSONARというDAWのLE(機能限定版)がついていますし、
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こちらの機種はCubaseというDAWのLE版がついてきます。
なぜLE版がいいのか?というと断然無料ソフトより扱いやすいからです。やっぱり無料の物はいくらいいと言っても制限があります。
一方付属のDAWソフトも機能制限版ではありますが、歌ってみたのMIXをするぐらいであれば不満なく使用することができます。一体何の機能が制限されているのかというと、上位機種だとトラック無制限なのに対してLE版は40個までとかになっていて、エフェクトも上位の方がいいものがついています。
でもはっきりいって歌ってみたをやるだけならもったいないぐらいの機能があるんです。
LE版で物足りなくなる人はMIXを極めた人か、DTMで曲を作ってる人たちだと思います。歌の録音・MIXを初心者がやろうと思った時には十分頼りがいのある存在になってくれます。
ですから絶対DAWがついてるものを買ってください!
もし作曲もやるよーって人は後々上位版を買うかもしれませんが、どちらにせよ買う前にお試しするつもりで使ってみたらいいと思います。本当に使い方がわからないレベルで機能がいっぱいありますからね^^;
オーディオインターフェイスにはASIOドライバーといって録音時のずれを少なくしてくれるものもありますし、せっかくならそれに対応しているDAWを使った方がいいので熱く語らせていただきました!笑
DAWソフトまとめ
今回はガチで有料の物は省きました。理由としては歌ってみたを始めるにあたってわざわざ高価な上位版を買う必要はないと判断したからです。歌ってみたの為だけに買うと宝の持ち腐れになる可能性があります。
オーディオインターフェイス付属のDAWがあれば他の有料DAWは使わなくても大体平気だと思うのでまずはそれで試してみてください。今後作曲などでもっと機能のいいDAWが欲しくなったらその時に買えばいいです。
オーディオインターフェイスをまだ購入できない人は、買ったときに備えて無料のソフトで大体の録音の仕方を覚えておくのがいいと思います。基本的な流れは大体一緒でソフトをインストールしたらオーディオデバイスを設定することから始まります。それを設定するってことを覚えておくだけでも次へのステップアップにつながるんです^^
自分の身の丈にあったものを使う!まずはそこが第一歩だと思います!